私が驚いたのは、葬式の時に華やかな振袖をきていくというしきたりです。
お葬式といったら、黒の喪服ですよね。なるべくシンプルで地味なものをえらばないといけないと私はおもっていました。
私の祖父が亡くなったときのお葬式に私は振袖を着たんです。
身近な人が亡くなるというのもはじめてでしたし、実際に自分がお葬式に出席するのも初めてでした。
「私は何をきていけばいいの?」と母にきいたら、「私の振袖を着ていきなさい」というのです。
私はとてもびっくりしました。
私の住んでいるところは東北地方です。
孫は、祖父が死んだときは華やかな格好をして送り出すしきたりがあるのだそうです。
私の母の振袖をきせてもらって、私は祖父のお葬式に出席しました。
みんな黒の喪服のなかで、私だけ華やかな振袖ですからとても目立ちます。
葬儀の時に、他の家族のお葬式もしていました。
そのときにやはり若い女性が振袖を着ていました。
華やかな格好をして、祖父を天国へ送り出すというのは素敵なしきたりだと私はおもいました。
とても記憶に残っています。